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Ao Yun（アオ ユン）とは「雲上の飛翔」または「雲上の散策」を意味しています。驚くべき可能性を秘めたこの山麓の雲海に因んで、また、シャングリ・ラ（伝説の発祥地）に対する敬意を表して、こう名付けられました。中国、雲南省の北西端、徳欽（デチェン）県。伝説の理想郷シャングリ・ラがあるという場所のすぐ近く、ヒマラヤ山脈の山裾に抱かれた、この秘境の地に、隠れた楽園がひっそりと息づいています。ブドウ畑が広がるのは、霊峰「梅里雪山（メイリー・シュエシャン）」のふもと、標高2200〜2600メートルの高地に点在するAdong、Xidang、Sinong、Shuoriの村々。アオ ユンは、4村（Adong、Xidang、Sinong、Shuori）にある120軒の地元の農家からトータルで28ヘクタール、314区画のブドウ畑をリースしています。異なる標高、日照条件、風の通り方、土砂や川の堆積物のおかげで、村毎に土壌タイプが異なります。同じ村の同じ区画の中でも多様性があるため、2016年は、その微細な900もの小区画を特定し、30ほどのテロワールタイプにグループ分けをして、個々に栽培を行えるよう新たなテロワールマップを作成しました。2016年は、特にSinongとXidangという2つの村のブドウが、アオユンに求める素晴らしい繊細さと新鮮さ、複雑みをもたらしました。4つの村では例年より収穫が遅く、理想的な成熟度と凝縮度を達成するためにグリーンハーベスト( 間引き )を行ったため、収穫量は非常に少なくなりました。2016ヴィンテージは、香りと風味に複雑さとエレガントさを与えるために、初めてシラー4％とプティ ヴェルド2％をブレンドに加えました。新樽の使用比率を下げ、1年使用した樽をより多くすることでフィネス(洗練さ)をもたらし、新樽比率が高すぎることでアオ ユンの特長を覆い隠してしまうことを回避しました。マロラクティック発酵は、32％は樽内で、68％は粘土の容器で3カ月間かけて行うことで高標高による低酸素を補っています。樽熟成期間は14カ月で、新樽比率は32％、残り68％は1年目の樽を使用しています。ワインは濃く深い色調で、スモークやスギの木、黄色の南国フルーツに赤系果実のアロマが調和しています。口中では持続性があり、エレガントで、非常になめらかで緻密なタンニン、アオユンの象徴である長く塩味を伴うミネラルの余韻が感じられます。原語表記：Ao Yun[2016]ワイン生産地： 中国/雲南省北部品種： カベルネソーヴィニヨン74％、カベルネフラン20％、シラー4％、プティヴェルド2％容量： 750mlワイン分類： スティル ワイン色： 赤ワイン軽-重： 重口Wine Score:ワイン アドヴォケイト： 93点ワイン スペクテイター： -点Awards： ワイン・エンスージアスト：95点
