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■タイプ 白 辛口 ■産地 フランス ブルゴーニュ　コート・ド・ボーヌ　(Bourgogne) ■等級 ACコート・ド・ボーヌ ■ぶどう品種 シャルドネ ■生産者 メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ■熟成・醸造 新樽20%を含むトロンセ産フレンチオークで12ヶ月熟成 ■栽培 ビオディナミ農法 ■アルコール度数 13.0％ 2015年ヴィンテージのコメント （2017年12月1日試飲） 黄桃、熟したリンゴなどを思わせる果実香、ハチミツ香、カラメル香、ナッティーな風味、木質香、燻し香、石灰質を感じるミネラルなどが香ります。口の中に程よい樽熟成から由来す る風味を伴ったよく熟した果実の旨味が広がります。比較的強く綺麗な酸とミネラルに富み、しっかりとした骨格を感じ、未だ収斂性を感じますがあくまでも洗練されたイメージで繊細 な味わいです。余韻は長く、後味にアミノ酸を意識する旨味の要素が現れます。程よい樽熟成から由来する風味がよく熟した果実味に見事に溶け込み、ミネラルに富み骨格のしっかりし た味わいですがあくまでも繊細で洗練された一本です。今後の熟成も大いに期待できるポテンシャルの高い1本です。 麦ちゃん評価 4.2点　 ※麦ちゃん評価とは？ 2013年ヴィンテージのコメント （2016年5月12日試飲） 黄桃、熟したリンゴなどを思わせる果実香、ヴァニラ香、カラメル香、燻し香、木質香、ナッティーな風味、オイリーな風味、石灰質を感じるミネラルなどが複雜に豊かに香ります。口 の中に香りから想像するようなよく熟した印象の果実味が豊かに広がります。比較的豊かな酸とミネラルを感じ、骨格のしっかりした味わいですが、未だ固く閉じている印象も感じます 。余韻はやや長く、苦味と収斂性がやや強めに、後味に現れる印象です。複雑な香りに包まれ、旨味豊かに広がりますが、様々な要素は未だ調和をみせていません。今後の熟成により、 落ち着き、バランスが取れ、素晴らしいワインとなるポテンシャルを秘めたヴィンテージです。今飲むなら、早めの抜栓をお勧めします。 麦ちゃん評価 4.15＋点　 ※麦ちゃん評価とは？ 2011年ヴィンテージコメント （2014年10月12日試飲） 熟したリンゴ、黄桃などを思わせる果実香、蜂蜜香、カラメル香、燻し香、木質香、ナッティーな風味、石灰質を感じるミネラルなど複雑に豊かに香ります。口の中に香りから想像する ようなよく熟した旨味の要素が濃い果実味が広がります。アルコールはやや強めに感じ、適度にボリューム感があり、ふくよかな味わいですが、比較的強くクリーンな酸を備え、繊細で 洗練されたイメージです。樽熟成から由来する風味も心地よく、果実の旨味にスムーズに溶け込んだ印象です。余韻は長く、果実の旨味と共に、カラメルを思わせる旨味、ナッティーな 風味、蜂蜜を思わせる旨味、木質の風味などが長く残る印象です。旨味豊かに広がり、樽熟成から由来する風味も心地よく、適度にボリューム感がありますが、繊細で洗練されたイメー ジの素晴らしいブルゴーニュの白ワインです。 麦ちゃん評価 4.3点　 ※麦ちゃん評価とは？ 2008年ヴィンテージコメント リンゴ、熟したメロン、アンズなどを思わせる果実香、蜂蜜香、ヴァニラ、ナッツ、ミネラル感、オイリーな要素などを感じます。口の中に比較的豊かな酸を伴った果実の旨みが広がり ます。ミネラルの要素を感じ、メリハリある味わいではっきりした骨格を感じます。樽熟成から由来するカラメルの風味なども感じますが、その要素はそれ程強いものではありません。 膨らみある味わいで余韻もやや長く、後味にも豊かな酸を伴った果実味、アミノ酸を感じる旨みの要素が残ります。比較的豊かな酸を感じる骨格のはっきりしたヴィンテージで、未だ固 いイメージがありますが、3〜5年の熟成でさらに美味しくなると思います。コート・ド・ボーヌ ブラン メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ドルーアンを代表するワイン、ボーヌ・プミエ・クリュクロ・デ・ムーシュの樹齢の若いブドウを使用して造られたワイン！ 程よい樽熟成から由来する風味がよく熟した果実味に見事に溶け込んでいます！ ミネラルに富み骨格のしっかりした味わいですがあくまでも繊細で洗練されたワイン。今後の熟成も大いに期待できるポテンシャルの高い1本です。 麦ちゃん評価：4.2点 メゾン・ジョセフ・ドルーアン　Maison Joseph Drouhin メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは1880年に古代ローマ要塞の壁の内側に位置する、ブルゴーニュワインの中心地ボーヌに創立されたワイナリーです。 130年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれるテロワールへの信念を守り、「エレガンスとバランス」を追求し続けています。4世代目となるロベール・ドル ーアンの子供たちが、活躍を始めています。 1976年より除草剤などの化学薬品は一切使用せず、1988年からはエステートマネージャーのフィリップ・ドルーアンにより、本格的なオーガニックワインの醸造に取り組んでいます。畑 は伝統的な鋤（すき）を使って耕され、肥料も野菜で造った天然の堆肥を使用しています。ぶどうの様々な病害や害虫などの対策には、天然である捕食動物やバクテリアを使い、徹底し たオーガニック栽培に取り組んでいます。このことは環境にやさしいだけでなく、何より同社のポリシーである純粋なテロワールの表現のためには最良の方法です。テロワールへの敬意 、ぶどうの樹に対する愛着、そして彼らの経験と絶え間ない研究開発により、ぶどう本来の力量を発揮したワインが造られます。 メゾン・ジョゼフ・ドルーアンはワインオークションでも有名な慈善病院オスピス・ド・ボーヌに自社のぶどう畑を寄贈していることでも知られており、偉大かつ洗練されたドルーアン のワインは、世界の超一流店での活躍をはじめ、世界中の愛好家の絶賛を浴びている、ブルゴーニュの誇りです。 本格的なビオロジックへの転換を終え、1990年代よりビオディナミに取り組んでいます。 ビオ・ディナミ（バイオダイナミックス） ビオ・ディナミとは有機栽培の延長線上にある特殊な農法で、ヨーロッパを中心に、今や一大ブームとなっています。 この農法の根底はオーストリアの社会哲学者ルドルフ・シュタイナーの理論で、月の満ち欠けや、正座、天体の動きに合わせて葡萄の植樹や剪定、収穫時期を決めたり、肥料も 独特なものが使われます。 非常に神秘的な農法ですので、多くの議論を呼んでいますが、この農法を実践する生産者に非常に秀逸な生産が数多くいることは驚くべき事実です。 ブルゴーニュのドメーヌ・ルフレーヴやドメーヌ・ルロワ、ローヌのシャプティエ、ロワールのニコラ・ジョリーなどの生産者がそれです。